フォーマット:CD
規格番号:EGRO-105
発売日 :2021年01月20日
税込価格:2310円
ビートルズ史上最大の屋外コンサート、シェイ・スタジアム公演がリニューアルされて登場です!
70年代には日本でフィルムコンサートも開催され、古いファンにはおなじみのシェイ・スタジアム(当時はシェア・スタジアムと表記)ですが、そこで聴けたライヴ音声は、後日スタジオで再録やダビングが施され大幅に修正されたものでした。エターナル・グルーヴスから2017年に発売された”SHAE STADIUM”(EGSH-0012)では、「無修正のリアルなライヴ音源」を収録し好評頂きましたが、今回は、当時の「放送用オリジナル音源」も追加収録して、この歴史的コンサートの2つのバージョンでのリイシュー発売です。
ロック史上前人未到のスタジアム・ツアーとなった1965年夏の北米公演。その初日のシェイ・スタジアム公演は56000人の観客がつめかけ、会場にはビートルマニアの嬌声があふれました。誰もが初めて体験するこの大規模コンサートは、映像作品として収録されるのですが、想定以上の大観声に包まれて、当時の録音機材の不備などから、ボーカルや楽器のバランス調整に混乱も生じます。そのため、翌年1月にロンドンのスタジオで、映像に合わせて演奏の再録音も試み、試行錯誤の末、映像版のシェイ・スタジアム・ライヴは完成します。それが当時のフィルムコンサートなどで聴けた「放送用オリジナル音源」です。「I Feel Fine」、「Help !」などは実際のシェイでのライヴ演奏ではなく、その別録テイクが使われ、「Can’t Buy Me Love」などにベース、「I’m Down」にはジョンのオルガンのダビングも行われます。これらのテイクは今となっては「放送用オリジナル音源」でしか聴けない貴重なものです。
そして「無修正のリアルなライヴ音源」は、前回のリリースでも収録されましたが、初のスタジアム公演で、興奮気味のビートルズの熱い演奏が、当日のコンサート全曲分聴けます。その熱さゆえの演奏の乱れも、「これぞライヴ!」という感じでカッコ良いのです。特に「I Feel Fine」はジョンのボーカル音量が小さく、それがNGとなる要因となったのだが、ボーカルが小さいことさえ除けば、バンドのグルーヴが発揮された気迫溢れる素晴らしい演奏でしょう。
このように無修正のリアルライヴと、あくまでもライヴ作品として修正を施した放送用ライヴの、2つのバージョンを、聴き比べながら楽しんでいただける嬉しいいリリースです。
1) 1965 ORIGINAL LINE FEED version
The Star-Spangled Banner
Introduction by Ed Sullivan
Twist And Shout
She’s A Woman
I Feel Fine
Dizzy Miss Lizzy
Ticket to Ride
Everybody’s Tryin’ To Be My Baby
Can’t Buy Me Love
Baby’s In Black
Act Naturally
A Hard Day’s Night
Help !
I’m Down
2) 1966 BROADCAST version
Twist And Shout
I Feel Fine
Dizzy Miss Lizzy
Ticket to Ride
Can’t Buy Me Love
Baby’s In Black
Act Naturally
A Hard Day’s Night (feat.Interview)
Help !
I’m Down
Live at Shea Stadium, NY, August 15th 1965