Howlin’
フォーマット:CD
規格番号:EGHO-008
発売日 :2022年1月26日
税込価格:2,750円
★1967年10月30日のロッテルダム公演。
★新旧曲を織りまぜた欧州ツアー、クインテットの名演。
★放送マスターから高音質で収録。
★監修/ライナー:小川隆夫 【初回限定/デジパック】
マイルス・デイヴィス・クインテット、1967年の欧州ツアーは全10公演行われ、その中でも高い評価を得ている10月30日のロッテルダム公演を、高音質な放送用音源から収録。
冒頭の「フットプリンツ」は途中からの収録ながらも、続く「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」、そしてハービー・ハンコックのピアノも妖しげな「ライオット」など魅力的なライヴ。
ジャズ史に刻まれた歴史的演奏だ。
以下、監修の小川隆夫による『マイルス・デイビス大事典』(シンコーミュージック・エンタテイメント刊)から氏のテキストを引用しよう。
4月の西海岸でのツアーを終えてニューヨークに戻ったマイルスのクインテットは、レコーディングや「ヴィレッジ・ヴァンガード」への出演、そしてロサンゼルスの「シュライン・オーディトリアム」で開催された「ワッツ・サマー・フェスティヴァル」にも登場するなど、精力的に活動し、10月下旬から11月上旬にかけて、ジョージ・ウェインがプロデュースした「ニューポート・ジャズ・フェスティヴァル・イン・ヨーロッパ」の一環として、ヨーロッパの10都市で演奏する。
このときの模様は、『ライヴ・イン・ヨーロッパ 1967 [ブートレグ・シリーズ Vol.1]』で、10月28日、31日、11月2日、6日、7日の模様が紹介されている。
それらの間隙を埋めるのが、10月30日にロッテルダムで収録されたこの作品だ。
ツアーでよく演奏されていたのは、〈フットプリンツ〉(『マイルス・スマイルズ』に収録)、〈マスクァレロ〉(『ソーサラー』)、〈ライオット〉(『ネフェルティティ』)といった、前年からこの年にかけて吹き込まれた新曲である。
残る3曲はお馴染みのレパートリーで、今回のツアーは概して新旧の曲がバランスよく組み合わされた構成になっていた。
マイルスは、グループが音楽面でピークに達していたことを感じていた。
『E.S.P.』から始まった新クインテットの音楽的なチャレンジは、67年に吹き込まれた演奏を頂点に、行き着くところまで進んでいく。
そのことを如実に伝えているのがこのヨーロッパ・ツアーだ。
Getty Images写真使用ジャケット。
Eternal Groovesの”Howlin'”シリーズから登場!
Miles Davis (tp) / Wayne Shorter (ts) /Herbie Hancock (p) / Ron Carter (b) / Tony Williams (d)
Miles Davis Quintet – 1967-10-30 – De Doelen, Rotterdam, NL
Footprints (incomplete) 5:44
‘Round About Midnight 7:26
No Blues 13:08
On Green Dolphin Street 9:23
Riot 4:47
Masqualero 7:02
total 47:32 6tracks