★ジミー・ペイジが率いてハード路線へ突き進むヤードバーズ。
★フルステージ収録のスウェーデンなど3種の放送用音源収録。
★1967年4月のフランス野外ライヴは新発掘の音質向上マスターから収録。
E・クラプトン、J・ベック、J・ペイジと3大ロック・ギタリストを生んだ伝説のブリティッシュ・ビート・バンド、ヤードバーズ。
「シェイプス・オブ・シングス」、「ハートせつなく/Heartful Of Soul」とヒット曲を擁したバンドに3人目のギタリストとしてジミー・ペイジが就くと、後のレッド・ツェッペリンへと繋がるハード路線へバンドは舵を切ります。
ポップバンドがロックへ、そしてハードロックへ・・。ここにはそんな変革期である1967年の貴重ライヴを放送用ライヴ音源から収録しました。
まずは近年になって全長版が発掘された、1967年4月30日のフランス・パリでの野外公演。
1曲目は代表曲「シェイプス・オブ・シングス」。
1番の途中から歌のバッキングのギターフレーズがツェッペリン的なリフを弾いていて驚かされます。
ライヴ演出も見事で、ペイジのギターソロが続く中、バンドが徐々にテンポダウンしていき、会場が静まりかえると、突如「ハートせつなく」のギター・イントロが鳴り響く展開は、もう「これZEP!」って感じです。
全7曲、放送用マスターから音質もアップグレードされての収録です。
2つめのライヴ音源は、マニアには有名なストックホルム公演から。
トランスクリプション・ディスクからの収録で、ペイジ期のライヴを捉えた貴重音源として評価が高いもの。
「移民の歌」のアイデアの元ともいえる「リトルゲームス」のライヴ演奏は特に貴重です。
クラプトン時代からのレパートリー「アイム・ア・マン」も、ここでのJ・ペイジは、後にツェッペリンで有名になる、ヴァイオリンの弓を使った奏法を見せ、妖しげなブルースへと変貌させていて、サイケデリック感が満載。
最後に「オーバー・アンダー・サイドウェイズ・ダウン」のフレーズをリプライズするサービスっぷりも、ペイジらしい。
3つめにはドイツの有名TV番組「ビート・ビート・ビート」でのパフォーマンス。
ベックとペイジが共存したわずかな期間に作り上げた「幻の10年」の貴重なライヴ・バージョンが聴けます。
前年の米国ツアー中に、突如ジェフ・ベックが脱退し、ヤードバーズの屋台骨を背負うことになったJ・ペイジ。
スタジオギタリスト時代に培った音楽的アイデアをつぎ込んで、見事にヤードバーズを立て直す、まさにそんな時期のライヴ音源集です。
以前、品番EGRO-0009として発売されたJimmey Page Yearsの内容を再編集し、アップグレード版として登場です。
当時の状況、エピソード、曲目などの日本語解説ライナーノーツ。
Eternal Groovesの”ROCK OFF”シリーズから登場!
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ