エターナルグルーヴズ〈ETERNAL GROOVES〉

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THE BEATLES / EMI STUDIO Sessions 1967 vol.4

EMI STUDIO Sessions 1967 vol.4

THE BEATLES

フォーマット:CD

規格番号:EGDR-0028

発売日 : 2022年 7月 20日

税込価格:2,530円

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時系列で追うスタジオワーク、セッション音源集。シリーズ第10弾。
まだシンプルな「アイム・ザ・ウォルラス」にジョンが歌入れすると奇跡が起きる!

好評のEternal Groovesのビートルズ、セッション音源集の第10弾は、『マジカル・ミステリー・ツアー』のセッション集Part2が登場。映画『イエロー・サブマリン』や、世界同時生中継TVでの「愛こそはすべて」の制作と同時進行で進めてきた、年末のTVスペシャル『マジカル・ミステリー・ツアー』の録音。
サイケデリックの時代。極彩色のTV映像のための曲作りは、ビートルズに更なる未来のドアを開かせます。圧倒的創造力、クリエイティビティにあふれたビートルズのスタジオワーク。
その日程を追って、彼らのアルバム制作の秘密に迫る貴重音源集です。

BBCの世界中継「アワ・ワールド」の2ヶ月後、休暇明けに、ロンドンのチャペル・レコーディング・スタジオで「ユア・マザー・シュッド・ノウ」の録音からスタート。初期バージョンのテイク8と9が聴けます。
この時マネージャー、ブライアン・エプスタインも立会いましたが、それが生前最後となり、4日後の8月27日に急死。B・エプスタインを失ったビートルズは、決意もあらたに9日後にスタジオ入り。この窮地に、ジョンが用意した曲は「アイム・ザ・ウォルラス」。4人だけのシンプルなベーシックトラックから、翌日にジョンが歌を吹き込むと、雰囲気が一変。

「僕が彼で、君も彼だから、君は僕で、だから僕らは一緒さ」。この難解な歌詞も、ひとたびジョンの口から発せられると、意味を持ち始める。そんな魔法のような瞬間。まだオーケストラやSEをダビングする前の貴重なRM4をアセテート盤から収録。そしてポール作の「フール・オン・ザ・ヒル」は、ピアノ弾語りのデモから始まり、4人そろっての9月25日の初録音ではリズムが強調されたアレンジを試みています。

そんな過程を辿りながら最終アレンジにたどり着きます。

この9月25日は伝説の日でもあります。オノ・ヨーコが始めてスタジオを訪れた日であり、日本の音楽紙「ミュージック・ライフ」が独占取材を果たした日でもあります。伝説の「ルミ・テープ」も僅かですが収録されています。さらにジョージ作の「ブルー・ジェイ・ウェイ」、4人共作の「フライング」など、『マジカル・ミステリー・ツアー』を構成するサイケデリックな楽曲の別バージョンも収録。
B・エプスタインが死去し、その不安を振り払うかのようにスタジオワークにまい進したビートルズ。1967年、奇跡のロック・イヤーのビートルズ貴重セッション音源です。

★日本語ライナーノーツ。5,500字、8頁。
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ

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収録曲

22nd-23rd  August 1967- Chappell Recording Studios, London

time unknown

1.Your Mother Should Know : take 8

2.Your Mother Should Know : take 9

 

5th September 1967 – EMI Studio 1, London

7:00 PM-1:00 AM

3.I Am The Walrus : take 7

4.I Am The Walrus : take 8/false start

5.I Am The Walrus : take 9

6.I Am The Walrus : take 16+17

 

6th September 1967 – EMI Studio 2, London 

7:00 PM-3:00 AM

7.I Am The Walrus : take 17/Bass Overdub

8.I Am The Walrus : take 17/Vocal Overdub

9.I Am The Walrus : RM4/acetate

10.The Fool On The Hill : PM demo

11.Blue Jay Way : take 1

 

7th September 1967 – EMI Studio 2, London

7:00 PM-3:15 AM

12.Blue Jay Way : take 2

13.Blue Jay Way : take 3

 

8th September 1967 – EMI Studio 3, London

7:00 PM-2:45 AM

14.Flying : take 6

15.Flying : take 8

16.Flying : RM4/acetate

 

16th September 1967 – EMI Studio 3, London

7:00 PM-3:45 AM

17.Your Mother Should Know : take 27

18.Blue Jay Way : RM1/acetate

 

25th September 1967 – EMI Studio 2, London

7:00 PM-3:45 AM

19.The Fool On The Hill : take 3+4

20.The Fool On The Hill : take 4/Paul on recorder

21.The Fool On The Hill : RUMI tape

 

26th September 1967 – EMI Studio 2, London

7:00 PM-4:15 AM

22The Fool On The Hill : take 5

23The Fool On The Hill : take 6