★『フリー・ホイーリン』レコーディング・セッション集!
★1年間、8回のセッションから別バージョン&アウトテイク収録
★「ジョン・バーチ・パラノイド・ブルース」奇跡のスタジオバージョン。
1962年3月発売のデビューアルバムでは、ニューヨークで活動始めてわずか10ヶ月、弱冠20歳のボブ・ディランが既に何十年と熟成されたブルースマンの様な、老獪なトラッド・フォークのボーカルを聴かせましたが、それは「永遠に彷徨する魂」ディランの序章でしかなかったのです。
セールス的に失敗に終わったデビュー作から、およそ1年間かけて制作されたセカンド・アルバム「フリー・ホイーリン」。
自作曲が2曲のみだったデビューアルバムから、急成長を遂げていく20歳のディラン。
切れ味鋭い自作のプロテスト・ソングや、トラッドのカバーの表現力も進歩を見せ、オリジナル曲も一心不乱に書きまくり、「風に吹かれて」、「はげしい雨が降る」など世界を変えるほどの曲を生み出し続けます。
そしてプロデューサーのジョン・ハモンドは、1962年4月、6月、10月、11月と「フリー・ホイーリン」のためのレコーディングを7回も重ねながら、リリースのタイミングを見極め、1963年春に遂に歴史に残るアルバムを完成させます。
この1年間こそ、フォークの神、いや音楽の神がディランに与えた期間だったのでしょう。
これはそんな奇跡のアルバムの制作を辿る、セッション録音集です。
1963年4月の8回目の最終レコーディングで録音された「北国の少女」「戦争の親玉」などを、急遽アルバムに収録することになったため、ラジオ局用の『フリー・ホイーリン』テストプレス盤にのみ収録された「Rocks And Gravel」、「Talking John Birch Paranoid Blues」など4曲が激レア曲となっていましたが、本作にはそれもすべて収録。
特に後者はテスト盤でしか聴けなかったスタジオ・バージョンが、58年の時を経て初のCD化です。
そして、このとき既にロックバンドをバックにエルヴィスの「That’s All Right Mama」や、「ゴチャマゼの混乱(Mixed-Up Confusion)」なども録音しています。
「Let Me Die In My Footsteps」は5番もカットされていない完全バージョン。
「コリーナ、コリーナ」はバックバンド付き以外にも、変則ギターチューニングでのディランの弾語りバージョンも注目です。
ヒビングの田舎からギター片手にニューヨークへやって来た20歳の青年が、「ボブ・ディラン」へと変貌を遂げていく、1年間を追った奇跡のスタジオセッション集。
当時の状況、エピソード、全曲の詳細な解説など、7,700字の日本語解説掲載の8ページブックレット。
Eternal Groovesの”ROCK OFF”シリーズから登場!
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ
Blowin’ In The Wind (take 1)
Rocks And Gravel *Free Wheelin未収録
Let Me Die In My Footsteps (Complete vers) *Free Wheelin未収録
A Hard Rain’s a-Gonna Fall (demo)
Bob Dylan’s Blues (take 2)
Mixed-Up Confusion (take 3)
Girl From The North Country (radio session)
Masters Of War (radio session)
Talking John Birch Paranoid Blues *Free Wheelin未収録
That’s All Right Mama (take 5) *Free Wheelin未収録
Corrina, Corrina (solo version take 2)
Bob Dylan’s Dream (radio session)
The Death Of Emmett Till (take 1) *Free Wheelin未収録
Baby Please Don’t Go (take 1) *Free Wheelin未収録
Rambling, Gambling Willie *Free Wheelin未収録
Don’t Think Twice, It’s All Right (demo)
Corrina, Corrina (take 3)
I Shall Be Free (take5)